小荷物専用昇降機をインバータ制御化すると、これまでの悩みを一挙に解決します。

従来型の交流一段速度制御は、起動時に最大速度で一挙にモーターが回り始めるため、最大電流が流れ、荷物、ワイヤーロープ、巻き上げ機などに大きな衝撃がともない、その一方で停止時にも最大速度で昇降中のカゴを一挙に停止させていたため、衝撃はもとより、ワイヤーロープスリップによる着床レベルの不具合やワイヤーロープとシーブの摩耗など、さまざまな問題が発生していました。
インバータ制御(交流周波数制御)することで起動時に低速でモーターが回り始め、徐々に加速するため、無理なく、スムーズな昇降運転が可能になりました。停止時にも最大速度より徐々に減速して停止させるので、ワイヤーロープのスリップも起こりません。 問題解決
マイコン制御でオプション対応が容易になります。
  • インバータ制御の8つの解決ポイント
    積載荷重の量に影響を受けることがなく、停止位置が一定(誤差±3)です。
    今までのわずらわしい床合わせ作業が不要になります。
    主回路の無接点化により、耳ざわりな作動音がなくなります。
    電子サーマルが加わり、より安全になります。
    ソフトなスタート・ストップで、積荷にやさしく、荷崩れの心配がなくなります。
    高頻度開閉サージによる消耗がなくなり、長寿命になります。
    起動時の過電流が無くなり、省エネルギー化が図れます。
    摩擦による素線切れがなくなり、ロープ寿命が倍増します。
    機器の無接点化、エレクトロニクス化により、高性能、高機能化が図れます。
制御盤仕様
型 式 SE-3、SE-6、SE-12
電 源 3相 AC200V/220V 50-60Hz
電動機 0.4KW〜2.2KW
ブレーキ電源 DC200V
信号及操作回路 DC-24V
制御盤 420(巾)×320(高さ)×170(奥行き)
内蔵機能
到着ブザー、扉開放ブザー、空転防止、カゴ位置表示灯、使用中灯